こわいものみたさ|おすすめホラー小説の書評

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【ホラー小説書評】地下牢の女王/大石圭

地下牢の女王 (光文社文庫)

あらすじ

 熱狂的ファンからのメールに添付された写真。その美貌に小説家の目は釘づけになった。メールのやり取りを重ね、近づいてゆく距離…。そして女の自宅へと招かれた夜。甘美な期待は、恐怖と絶望へと一変した!女は薬で眠らせた彼を地下室に監禁したのだ。―私が発表するための小説を書きなさい。拒めば、身の毛もよだつ責め苦が待っていた。狂気の監禁劇。

書評

 帯に「戦慄の大石圭版『ミザリー』」と書かれているように、映画ミザリーと似たストーリー。

ファンの美人女性に監禁され、小説を書かされる小説家が主人公。言うとおりに小説を書けばエッチなご褒美が!しかし拒否したり抵抗すると「小指を切り落としなさい」という異常な仕打ちが…

 

ものすごく簡単に言うとストーリはそれだけ。特にラスト以外は大きな展開もなく、主人公の回想シーンが多いのでちょっと飽きてしまうかもしれません。大石圭の中では狂気が少な目だし。

とはいえ、監禁されながらお色気攻撃をくらうというシチュエーションにテンションがあがる「M気質」な人にとってはたまらないホラー小説だと思います笑

 

こんな人におすすめ